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「視聴率が命」その理由とは?

ドラマ、バラエティー…などなど、テレビではたくさんの番組が放送されていますが、番組内容に関係なく注目されているのが“視聴率”。なぜ、テレビ関係者は視聴率の数字にこだわるのでしょうか?実は、視聴率の1%上昇はテレビ局に1億円もの増収をもたらす、と言われています。だからこそ、視聴率稼ぎに躍起になるわけです。さて、この1%という数字、決して小さいものではありません。“視聴率の1%”とは、7歳以上の国民110万人がその番組を見ていたということを表しています。したがって、“20%の視聴率”を取ると、2,200万人がその番組を見ていたと考えられるわけです。この数値は、スポンサーの説得に大きな威力を発揮します。

視聴率の調査対象は誰?

視聴率の調査はビデオリサーチ社のみが実施しており、調査対象者が選ばれた基準や誰が選ばれたのか、謝礼はいくらか…といったことの一切が非公開となっています。さらに、調査対象者に対しても厳しい秘密保持が課されていることが、真相の解明をより一層難しくしています。しかしながら、調査対象者が少なく、目的を持たずテレビをつけているだけでもカウントされてしまうため、ある意味“幻想の数字”ではありますが、テレビ関係者はそれも踏まえたうえで、視聴率を“神聖化”しているのです。

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